特殊治療としてはインソール療法(シダス&ディモコ)と巻き爪ケア(ペディグラス)を取り入れています。

開業16年目となりました。滋賀県草津市の琵琶湖の近くにある鍼灸整骨院です!からだの痛みは何でもご相談ください。

野球肘

野球肘

投球によって起こる肘の障害を総称して野球肘と言います。

小児では骨や軟骨、靭帯、筋肉などが未発達なため、体と連動した一連のスムーズな投球動作が困難です。
従って、投球フォームは手投げの状態となり、肘に負担がかかり易くなります。

さらに、間違った練習方法や指導、練習のやり過ぎが加わると色々な肘の障害が発生します。

野球肘 3つのタイプ

内側型野球肘

 上腕骨内側上顆炎や骨端核異常、骨端線離開(リトルリーグ肘)、尺側側副靭帯損傷などを発生。さらに尺骨神経に張力が働くと肘部管症候群に。

原因

一連の投球動作によって、牽引力や張力および収縮力が繰り返しかかるため。

外側型野球肘

 離断性骨軟骨炎や関節内遊離体(関節ネズミ)を発生。

原因

圧迫力や回旋力が繰り返し加わるため、橈骨頭と上腕骨小頭が衝突し、上腕骨小頭の軟骨に血行障害が起こるため。カーブなどの変化球を投げることで橈骨の回旋は増強され、進行。

後側型野球肘

 上腕三頭筋腱炎や肘頭骨端核異常・骨端線離開、肘頭骨折などを発生。

原因

肘が過度に伸ばされ、後部に牽引力や張力が加わるため。

治療

 手術しない方法が原則です。
まず投球動作を中止させます。
温熱療法や関節可動域改善訓練、外用剤を用いての肘のストレッチングや筋力強化訓練を指導します。
痛みがひどい場合、薬物療法としては短期間の非ステロイド系抗炎症剤を処方します。

このような治療により「肘の内側部の障害」は殆ど完治しますが、「肘の外側部の障害」では、保存的な治療期間が長く(1年以上を要する事もある)、中には手術的治療が必要となるケースもあります。


[check]しかし、最も大切な治療は予防に対する指導です。

このような野球肘を予防するには

  1. 投げすぎない。
  2. 指導者の注意による早期発見。
  3. 練習後のクールダウンとストレッチを欠かさない(アイシングもかねて)。
  4. 手首を曲げる筋肉強化。
  5. 投球フォームを念入りにチェック。
     

 投球練習を中断するということは選手にとって大きなストレスとなることと思います。
しかし、この休息が今後の競技生活を大きく左右するということ、
また実際投球しなくとも投球に関するトレーニングは行えるということ、
その他の練習+筋トレを行うなかで守備や攻撃面での新しい長所を作ることができるであろうことを、
本人をはじめ指導者や家族の方々に浸透することができれば、また周囲のバックアップが整えられれば、それが復帰への一番の近道となるはずです!


予防等に関して

投球数

 小学生では一日の投球数を50球以内とし、練習時間は1日2時間までとし練習期間は1週間に3日までとします。

中学生では一日の投球数を70球以内とし、1週間に6日までとします。

高校生では一日の投球数100球以内とし、1週間に6日までとします。

[check]初期のうちに見つけるコツは肘関節の伸びが悪くなることです。
 痛みがでてくる前に両方の肘を並べて最大限に伸ばしてみます。
利き腕のほうが伸びにくくなっていたら危険信号です。
それ以外の注意点としては圧痛点を知ることが大事です。

野球肘は主に3箇所に起こるのでそこを押さえると痛みを生じます。すなわち内側、外側、後方です。

アイシング

 最近プロ野球などでも投手が試合後に肘や肩を氷で巻いているところを見かけます。
これは投球によって使用した筋肉の充血をとり、炎症をおさえてオーバーユースを予防するために行っているものです。

筋力トレーニング

  • 等尺性運動
    肘の筋力強化訓練は肘の屈筋群・伸筋群・回内筋群・回外筋群などの筋肉の強化を指導します。
    最大の筋力で目的の筋肉を5秒間収縮させ、数秒間休憩します。10回をワンセットとし、一日に3セット行います。
  • 等張性運動
    肘のまわりの筋肉を強くして、ボールの衝撃や体重に耐えられるようにすることが大切です。
    これらは、すべてダンベルをもって行います。
    ダンベルの重さは0.5〜1.0kgからはじめましょう。
  • 肘関節屈曲の強化
    肘関節屈曲の強化

手のひらを前に向けた“小さく前へならえ”
の状態で、肘の曲げ伸ばしをする。



  • 肘関節伸展の強化
肘関節伸展の強化

肘を天井に向けた状態で、
肘の曲げ伸ばしをする。



  • 前腕回内訓練
前腕回内訓練

前腕をテーブルの上において、手首から
先は外に出す。手のひらを上に向けた状態
から前腕はテーブルの上から動かない
ようにしながら、手のひらを下に向ける。



  • 前腕回外の強化
前腕回外の強化

前腕をテーブルの上において、手首から             
先は外に出す。手のひらを下に向けた状態
から前腕はテーブルの上から動かない
ようにしながら、手のひらを上に向ける。



  • 手関節掌屈の強化
手関節掌屈の強化

手のひらを上に向けた状態で、前腕は
台の上に、手首から先を台の外に出す。
手首を丸めるようにして起こしてくる。



  • 手関節背屈の強化
手関節背屈の強化

手のひらを下に向けた状態で、前腕は
台の上に、手首から先を台の外に出す。
手首を反らせてくる。

ストレッチング

  • 手関節伸筋のストレッチング
手関節伸筋のストレッチング

肘を伸ばして、指を下にした状態で手のひらを体のほうに向けます。もう一方の手で固定したほうの手のひらを持って引きます。固定したほうの前腕の外側(上になっている部分)が伸びる感じがします。



  • 手関節屈筋のストレッチング
手関節屈筋のストレッチング

肘を伸ばして、指を上にした状態で手のひらを前に向けます。もう一方の手で固定したほうの手のひらを持って引きます。固定したほうの前腕の内側(下になっている部分)が伸びる感じがします。



フォームチェック

コッキングのとき肘を十分に上げ、ボールが上を向けて肘からねじるようにします。
このとき胸をしっかりはりましょう。

フォームチェック
  • 肩を無理にねじらないようにします。
  • 反対の腕でからだのバランスをとりましょう。
  • 膝をやわらかく使いましょう。
  • 十分に股関節と体幹(胴体)を回します。
  • 支持する足からふみこむ足への体重移動をしっかり行いましょう。
  • 手投げにならないように、全身を大きく使うようにしましょう。
  • キャッチボールから遠投へというように、少しずつ大きなからだの動きを体得していきましょう。

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