上腕骨外側上顆炎(テニス肘)~肘が痛くてタオルがしぼれません…~

こんにちは。吉田です。

今日は皆さんに起こりえる肘の痛み、上腕骨外側上顆炎(テニス肘、最近はスマホ肘なんて呼び方も!Σ(゜□゜))について投稿します!

<症例1>

40代主婦。家事をしていると肘の辺りに痛みを感じるとのことで来院。
押さえて痛い部位や徒手検査などから上腕骨外側上顆炎を疑う。
動作指導による安静と筋肉の緊張を和らげる施術、サポーターの装着により痛みが消失。

どこがどうなってるの?

物を持ったり、手でねじったりした時に肘の外側に痛みが起こる傷病を上腕骨外側上顆炎といいます。
よく、使い痛みといわれるもののひとつですね。

肘の外側には指を伸ばしたり、手首を起こしたりするための筋肉がついています。

原因としては肘を動かしすぎたのかな?と思いがちですが、この解剖を見るとおわかりですね!?

「指を握ったまま手首を動かしすぎたこと」

が痛みの原因なのです。

どうしたらいの?

安静にすることが一番の薬です。

①まずは使い方を改めます。

肘のところについている筋肉は指の先や手首についていると言いましたよね!
ということは、その筋肉が伸ばされたままで使うと肘に負担がかかります。
つまり、指を握った状態で手首を振ると良くないということなんです。
なので、

「指に力を入れすぎず、手首は固定した状態で、肩や肘を動かして」

物事を行う。
痛みが出るタイミングは皆さんそれぞれでしょうから、動かし方のコツはご相談にのります。
来院時におっしゃってください!


②患部に付いている伸筋群のストレッチをしましょう。

肘を伸ばし手を前に出します。
  ↓
手を下に返します。
  ↓
指を外側にひねります。(15秒くらい)

説明がむずかしい。
こうです!

※ストレッチを行う際に気を付ける点

患部に炎症が強い場合はひかえてください。
無理に引っ張らないで、伸びてるかなーって程度で。
伸ばす時間は長すぎないように。
筋肉が温まっている状態で行ってください。お風呂の後などおすすめです。

③次に、サポーターで負担を減らします。

筋肉の付いている外側上顆の少し手前で、バンドによって筋肉を押さえ込むと患部の負担が減ります。
当院では、適度な弾力性が使いやすいソルボセインのクッション付きサポーターをお渡しすることが多いです。

④あとは炎症を抑えるために、電気治療をしたり、はり治療をしたり、そこの筋肉が和らぐように各種手技療法を行います。

日常動作の改善ができないと長引きやすいので頑張りましょう。

全力でサポートしますので是非相談して下さいね\(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です